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1390話

新年が明けたら、大学の予科に入れる。

とにかく、かつて一緒にいた三人は、それぞれの生活を始めた。

村に戻ると、小さな売店の羅春花のことを思い出した。

彼女とは確かに二度ほど関わりがあった。

あの頃の私は、言ってみれば飢えていて選り好みできなかった。

だが今は、目が肥えてきた。もう彼女と適当に関係を持つことなどありえないし、むしろ彼女から私を探してくるのではないかと心配していた。

しかし実際にはそうではなく、彼女の夫である劉水根が出稼ぎから帰ってきたからだ。

だから、私が売店に行くたびに、彼女と私はまるで何もなかったかのように振る舞った。

劉水根に会うと少し後ろめたさを感じた。

そして私と梅子の...