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1389話

「だから、薬材を識別し、薬効を理解する時間が節約できて、直接彼から調合を学ぶことができるんだ」

中医学では「君臣佐使」という概念がある。

もともとは君主、大臣、補佐、使者という四種の人がそれぞれ異なる役割を果たすことを指していたが、後に漢方処方における各薬材の異なる役割を表すようになった。

君薬とは、処方の中で主症や主病に対して主要な治療効果をもたらす薬物のこと。処方の主な攻略方向を体現し、その薬力は方剤中で最も重要であり、処方構成において不可欠な薬物である。臣薬は君薬を補助して主病や主症の治療効果を強化する薬物だ。佐薬の意義は三つあり、一つ目は佐助薬として、副次的な症状を治療する薬物、二つ...