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1383話

商業施設を出ると、私の手には厚手のストッキングが一つ増えていた。

本当はマスクを買うつもりだったのだが、売り切れていた。

まあ、テレビで犯人たちがストッキングで顔を隠しているのを見たことがあるし。

私は銭湯の向かい側にあるカフェに入り、席に着いてお茶を一杯注文した。

もう一度あちらの方を見る。

事務所の奥の部屋では、二つの裸体がすでに絡み合っていた!

いいだろう、金という男よ、これがお前の最後の楽しみになるはずだ。

別に人命を奪うつもりはない、そんなのは面倒すぎる。

ただ、あいつを廃人にしてやるつもりだ!

どうせ、あいつは敵を作りまくっているだろうから、誰がやったのか勝手に推測させればいい。

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