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1378話

「そうなの?」小青の声は驚きに満ちていた。

「ああ、本当に不思議なことだよ、説明がつかないんだ。ただ一言言っておきたくて、もう小氷の目の見えない兄貴役はできなくなったんだ」

最後の一言は探りを入れるためのものだった。

「これは本当に不思議ね、どうしてこんなことが?」小青はまるで独り言のように呟いた。

「どうしたの、小青姉さん?」

「だって、小氷が目覚めたら、彼女の知能が正常に戻ったみたいなの!」

「え、そうなんだ、それは——」私は聞いて胸が高鳴った。

やはり小氷は回復していたのだ!

「これは全く理解できないわ。だから、小氷を町に連れてきて検査してもらってるの。今まだ病院にいるのよ!あなたたち二...