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1357話

「マッサージ師をやめるの?じゃあ何で稼ぐつもり?」

「考えたんだ。しばらくしたら田舎に帰って、師匠について中医を学ぶつもりなんだ。以前から基礎は身につけてるから、そう時間はかからないと思うよ。すぐに患者を診られるようになるはずだ」

「中医は今人気があるわね。でも、あなたみたいに若い中医師じゃ、腕を信じてもらえないんじゃない?」秦姉さんは首を振った。

「ふふ、マッサージと同じさ。やってみなきゃわからないでしょ!僕は本当に学習能力が高いんだから」

「そうであればいいけど。そういえば、あの配達のドライバーは見つかった?」秦姉さんが尋ねた。

「いいえ」僕は首を振った。「きっと隠れてるんだろう...