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1338話

「自分の神経反応速度が弾丸より速いかどうか、自信がない。今、テーブルから三、四メートル離れているが、もし十分速く動けるなら、虎哥が銃を取る前に奪えるかもしれない」

私はその銃を透視した。

マガジンには五発の弾が入っている!

「坊や、この部屋は防音効果がバッチリでねぇ。銃を撃っても外から聞こえるのは爆竹が鳴った程度さ。誰の注意も引かないよ!」虎哥は得意げに言った。

「虎哥、俺のことを買いかぶりすぎですよ。まさか銃まで出してくるとは」

「ふん、俺はやることがキッパリしてるんだ。銃で解決できる問題に拳は使わねぇ!さあ早く決めろ、俺に従うか、それとも死ぬか?」言いながら、虎哥は銃を持ち上げ、黒...