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1326話

「さあ、私も賭けを始めてみることにした。

透視能力はあまり頻繁に使えないから、最初の十数回は小額の賭けだけにした。最低十元から最高でも五十元程度で、適当に大小を買っていく。

結果、十数回で数百元も負けてしまった。

私の手持ちは千数百元しかなかったのに。

周りから見れば、私はただの目立たない小さな賭け人に過ぎなかっただろう。

次の一回、透視能力を発動した。

思わず口元が緩んだ。運がいい!

透視で見てみると、サイコロカップの中の三つのサイコロは全て三の目だった!

これはいわゆる「豹子(ぱおず)」と呼ばれるもので、当てれば三十倍の配当だ!

もし「三の目の豹子」を的中させれば、最高の五十倍の配当になる...