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1303話

「この真っ暗闇では、あいつらもしばらくはここを見つけられないだろうな?」

後ろの出口から出た後、俺と小氷は林の中をかなり大きく迂回してきた。俺自身でさえ、もう戻る道はわからないかもしれない。

俺はただ、あいつらが斜面に捨てておいた杖を見つけてくれることを願っている。この手を打っておいて良かった。

でもこの洞窟の中は本当に寒いな!

俺はライターも持っていないし、小氷も何も持っていないだろう。

今の俺は頭も痛いし、足の裏も痛い。

手を伸ばして、小氷を抱きしめた。今は体を寄せ合って温まるしかない。

「目の見えないお兄ちゃん、お姉ちゃんはいつ私たちを見つけてくれるの?」

「俺にもわからないよ!ここで待...