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1286話

「はい、最後だと約束します」

私は全く約束するつもりなどない。彼女も自分に嘘をついているだけだ。

私は彼女の体を撫で始めた。

すぐに、義姉のあの妖艶な声がまた響き始めた。

三十分ほど経ち、携帯が鳴るまで、ようやくベッドから降りた。

紅姐からの電話で、彼女の車が下に来ているという。

もちろん義姉には、小玉が迎えに来たと伝えた。

ゆっくりと服を着て、名残惜しそうに頬を赤らめた義姉に最後に一目くれて、部屋を出た。

目が見えない振りをして車に乗り込むと、驚いたことに紅姐本人が来ており、自分で運転していた!

どうやら、この件は本当に極秘に扱っているようだ!

紅姐が自ら車で送迎するなんて、事の機密性が際立...