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1237話

「暁娟、俺はずっと心に引っかかっていることがあってな」

「何が引っかかっているの?」

李傑は苦笑して、「言ったら笑わないでくれよ」

「言ってみてよ!」

「実はさ、俺、処女コンプレックスがあるんだ」李傑は少し気まずそうに言った。「前の嫁と結婚した時、俺は童貞だったけど、彼女はそうじゃなかった。それがずっと気になってた。でも、心の中に留めておいただけで、離婚の理由はそれじゃない。それなのに、今度はお前の姉ちゃんに惚れちゃった。姉ちゃんは何もかも良いんだが、残念なことに彼女も経験者だしな。時々お前のことを考えると、本当に複雑な気持ちになるよ」

私は笑いそうになった。

このクソ野郎の李傑、若い女を...