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1087話

「本当の夫婦じゃなくても、私たちは一緒に寝てるじゃない!私の体だって見たことあるでしょ?背中を流してくれたって、何の問題もないわよね?」

「金水、それは後にしてくれないかな?」梅子は懇願するように言った。

「はぁ、期待させておいて、結局聞き間違いだったのか」俺は泣きそうな顔をして、目線を偉哥に向けた。こいつ、どこか得意げな表情を浮かべているじゃないか!

くそったれ!

俺に対して調子に乗ってやがる?

ふと思いついて、「梅子、背中を流してくれないのは、俺が我慢できなくなるのを心配してるの?」

「金水、そうね、そういう考えもあるわ」梅子は言った。「一緒に寝てるから、あなたがどれだけ辛いか分かるの。も...