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1062話

二人が私の後について入ってきた。

私はもう一度ガラスの扉を閉めた。

「なかなかいいじゃない、ここ」小美は辺りを見回しながら言った。

「ここは防音効果が高くてね、外の音は全然聞こえないんだ」と私は補足した。

「うん、それはいいわね。お客さんのプライバシーもしっかり守れるし、素晴らしいわ!」小美は満足そうな表情を浮かべた。

「寝間着を用意するの忘れてた。ちょっと待っていて、取ってくるから」私は手探りで外へ出た。

それから、作業室のドアを開け、小芳を呼び入れて、二人の女性に寝間着を着替えさせるよう頼んだ。足は洗わなくていいと。

着替えが終わると、小芳はまた出て行き、私は奥の部屋に戻った。

一目見て分...