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555話

すぐにエレベーターは社長室のフロアに到着した。彼はエレベーターを出ると、足早に社長室へと向かった。

彼は決めていた。欲しいものを手に入れたら、すぐに江城を離れるつもりだった!

なぜなら彼は知っていた。もしそれが本当に天に逆らうような成果なら、杜家でさえも彼を守りきれないだろうと!

あの勢力たちは、間違いなく杜家を生き裂きにするだろう!

「コンコン」

杜庭瀚は社長室に着くと、ドアをノックした。

「どうぞ!」

蘇馨月の声が中から聞こえてきた。

杜庭瀚は穏やかな笑みを浮かべ、ドアを開けて中に入った。

「馨月、来たよ」

「うん、庭瀚お兄さん、座って」

蘇馨月は何かを書いていて、顔を上げて杜庭瀚を見る...