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542話

十分ほどで、車はホテルに到着した。

女は少し酔いが覚めたのか、自分でシートベルトを外し、車から降りた。

叶来は女を支えながらドアを開け、中に入り、寝室へと直行した。

寝室に着くと、叶来はそのまま女をベッドに放り投げた。

「お風呂に入らないの?」

女はベッドに横たわり、潤んだ目で叶来を見つめた。

「いいや、もう待ちきれないんだ!」

叶来はそう言いながらベッドに飛び乗り、女を下敷きにした。

「何をそんなに急いでるの……」

女は腕を回して叶来の首に手を回し、妖艶な声で言った。

「急いでるのは、お話を聞きたいからさ」

叶来はそう言いながら、女の腕を振りほどき、一気に彼女の服を引き裂いた。露わになった肌...