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50話

「ふふ、もちろん君たちの能力は信じているよ……」

葉来はこいつらを見つめながら、口元を歪めた。

数人の若者はその言葉を聞いて、安心した様子だった。

面接官がこう言ったんだから、会社に入るのは間違いないじゃないか!

「気が利くな、葉マネージャー。じゃあ邪魔しないでおくよ、今夜は約束だからな!」

若者たちが去った後、路小米は葉来を睨みつけた。

「マネージャー、どうしてそんなことを?」

「どんなことだい?」

葉来は眉を上げて言った。

「蘇社長が採用の仕事をあなたに任せたのは、あなたを信頼してのこと。どうして彼らに便宜を図るんですか?彼らの目的は不純ですし、警備員なんて絶対に務まりませんよ!」

路小米...