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473話

「叶来、ありがとう」

蘇馨月は叶来を見つめ、静かな声で言った。

もし叶来が突然現れていなければ、彼女は本当にどうしたらいいか分からなかっただろう！

さっきまで、彼女は八方塞がりの状況に陥っていたのだ！

そして今、すべてが一挙に解決した！

「ははは、さっきも言ったじゃないか。俺がこの株を買ったのは、お前のためじゃなくて、俺自身のためだ……普段なら、こんなチャンスなんてないからな！」

叶来は笑いながら首を振った。

「まあ、これで内部の問題は解決したな。あとは外からの脅威だけだ！」

「うん」

蘇馨月は頷いた。

叶来がそう言っても、彼が何のためにそうしたのか、彼女にはよく分かっていた。

「杜さん...