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410話

「はい!」

双方の銃は、もう弾がほとんど尽きていた。だからこそ、これからが本当の戦いの始まりだった。

段坤の足は、まだ少し引きずっていたが、以前に比べればずっと良くなっていた。

彼の動きも、かなり速くなっており、あっという間に二人の手下を薙ぎ倒し、筋骨隆々とした男に向かって斬りかかった。

「お前が例の段坤か?」

筋骨隆々とした男は段坤を認めると、少し驚いた様子を見せた。

「殺す!」

段坤の胸の内で殺意がさらに濃くなった。こいつは、絶対に殺さねばならない!

段坤の唐刀は、筋骨隆々とした男の武器と何度も激しくぶつかり合い、一撃一撃が急所を狙っていた!

やはり、この男は一流の巅峰の実力者だ!

筋骨隆...