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389話

「あいつ、頭イカれてるんじゃないか?部隊でおとなしくしてればいいのに、何で指名手配犯なんか追いかけてるんだ?」

姜雪は完全に頭が混乱していた。

この兄は本当に変わり者だ!

「実はこの件を調査するために来たんだ。でも安心して、表向きのポーズを取るだけさ。地元から通報があったから、何もしないわけにはいかなくてね」

南宫澈はご機嫌取りするように言った。

姜雪はそんなことに取り合わず、不機嫌そうに言い返した。

「ポーズを取るかどうかはあなたの勝手よ。あいつを捕まえて吊るし上げてやればいいのに。そうすれば会うたびにぺちゃくちゃうるさく話しかけてくることもないわ。用がなければ切るわよ」

「切らないでくれ!...