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359話

叶来は手に持っている帝王カードを見て、微笑みを浮かべた。小飛のやつ、本当にやってくれるな！

彼はおそらく江霆大酒店でそう何度も食事をすることはないだろうが、これは小飛の気持ちだ。だから受け取ることにした。

丁総支配人は叶来がカードを受け取ったのを見て、さらに一言付け加えた。

「叶先生、箱の中には帝王カードの説明書も入っております。お時間のある時にご覧になってください」

「ありがとう、丁総支配人、お手数をおかけしました」

「いいえ、どういたしまして。それでは、お食事の邪魔をこれ以上いたしません。ごゆっくりどうぞ……何かございましたら、いつでもお申し付けください」

丁総支配人はそう言うと、少し...