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35話

「報酬?どんな報酬が欲しいの?」

蘇馨月は葉来の下心ありげな視線を見つめ、美しい瞳を冷たく細めた。

「あの……へへへ、俺はお前のお○○を食べたい……」

葉来は両手をこすり合わせ、言いかけたところで蘇馨月が怒りの眉を寄せた。

「食べるって何よ、この変態!」

「こんなトラブル、全部あなたが招いたものじゃない!」

彼女は葉来が自分の体を求めようとしていると思い、急いで葉来の言葉を遮った。

「おいおい、蘇社長、それは違うだろ!どうして俺が招いたことになるんだ?昨日の夜はあんたが俺を引っ張り込んで飲み食いしたんだろ。命懸けで戦ったのに、そんな言い方するなんて、抗議するぞ!」

葉来は不満げな顔で言...