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330話

「どうした?誰も行く勇気がないのか?普段は人を斬りに行けと言うと、みんな元気だったのに?警官を前にしたら、急に腰が引けるのか?」

葉来は笑いながら言った。

「葉さん、これは……警察署に乗り込んで、全員捕まったりしませんか?」

山砲は気が短いが馬鹿ではないので、尋ねた。

「城北分局に五百人も収容できるのか?」

「できないでしょうね」

「ああ、行く度胸のある奴は俺について来い……度胸のない奴は、今すぐ自分の用事でも済ませろ!」

「兄弟たち、俺たちはこれまで警察を見れば、まるでネズミが猫を見たように逃げ回ってきただろう?今回は警察署を包囲できるんだ。たとえ捕まっても、それはそれで面白いじゃないか!」...