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305話

「蘇凌児、俺はお前を張世沢の殺し屋から救い出したばかりだというのに、命の恩人にこんな態度で接するのか?」

葉来は不満げに言った。

蘇凌児は彼を横目で睨みながら、

「それがどうしたの?さっきもう感謝したじゃない。まさか身を捧げろとでも言うの?」

「身を捧げる?いやいや、絶対に遠慮する!」

葉来は慌てて手を振った。

蘇凌児は頭に来た。

自分が身を捧げると言ったのに、そこまで拒絶する必要ある?

「蘇凌児、正直に言うと、お前の条件は悪くないぞ。顔も可愛いし、スタイルもいい。ほら、こうして触ってみても悪くない…あ、すまん、用事があるから先に失礼!」

言い終わるや否や、葉来は風のように逃げ出した。

後に残...