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255話

「なんだと?ここでギャンブルするのに、見覚えがなきゃダメなのかよ?見知らぬ奴は遊べないってか?」

叶が口を開く前に、徐飛の言葉が横から飛び出した。

男は眉をわずかに寄せ、再び徐飛を一瞥すると、無理やり笑みを浮かべた。

「もちろんそんなことはありません。私どもは門戸を開いてビジネスをしております。四方からのお客様を歓迎しているのは当然です……」

「じゃあ何でそんな無駄話を?俺たちは今夜、お前の戯言を聞きに来たんじゃねえよ……小爽、こいつに言ってやれよ、俺たちは何しに来たんだ?」

「金を詰めに来ました」

高爽は持ってきた麻袋を軽く持ち上げ、素直に答えた。

は?

金を詰める?

男は一瞬固まっ...