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14話

「私が出会った男の中で、あなたは初めてこんな風に私に話しかける勇気のある人ね」

金髪の美女は葉来を見つめ、ふと笑いながら言った。

「へぇ?そうなの?」

葉来はタバコの煙を吐き出しながら、どこか下品な笑みを浮かべて言った。

「なら、俺たち二人の間にこの先の展開はあるかな?」

「何て言ったの?」

金髪の女性は聞き取れなかったようで、少し顔を上げて尋ねた。

「なんでもないよ、ただあまりにも美しいって言っただけ」

葉来は後ろめたそうに言い訳した。

「ふん」

金髪の美女は軽く鼻を鳴らし、葉来をさらりと一瞥すると、何気なく尋ねた。

「馨月から聞いたけど、あなたは彼女のボディーガードなの?」

葉来の視線はま...