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109話

「ふん、お前ら警備員風情と話してる暇はねぇよ。次は覚悟しろよ」

潘貂は心の中でそう自分を慰めた。

「おいおい、なんとかって奴、どうした?もう罵らないのか?もう一言でも吐いてみろよ、警備のお兄さんたちがお前を作り直してやるぜ!」

葉来は得意げに言い、視線を青鸞の方へ向けると、にやりと笑った。

「おや、あっちにも美人さんが二人いるじゃないか。兄ちゃんのさっきのカッコ良かったろ?警備員が必要なときはいつでも俺らを呼びなよ。警備以外にも、添い寝とかもやってるぜ!」

「ちっ!この下劣な奴!」

青鸞は頬を赤らめ、葉来の方向に唾を吐いた。

紅鸞はくすくす笑いながら、葉来に媚びるような視線を何度も投げかけ...