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265話

私の手は、妻のその柔らかい風船を実に滑らかに掴み、感嘆した。「そうだね、本当に柔らかい、真っ白で、ふわふわしていて、確かに可愛いね」

妻は思わず恥ずかしそうに言った。「もう、やめてよ、あなた。こんなことしないで。みんな見てるわよ。私は雲の話をしてるのに、あなたは何を言ってるの?わざとらしくセクハラしてるの?」

私は言った。「僕だって雲の話をしてるよ。他に何の話をするっていうんだい?それに、僕たちはどうして来たんだっけ?単に景色を見るためじゃなかったよね?」

義理の妹は傍らでにこにこ笑いながら言った。「もちろん景色を見に来たわけじゃないわ。でも景色を見ながら、別の『景色』も楽しめるってこと...