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223話

「あの滑らかで繊細な感触が、何度も何度も私を理性の境界線ぎりぎりまで追い詰めていく!」

狭い空間の中で、空気は極限まで甘く濃厚になり、私たち二人はお互いの呼吸音さえはっきりと聞こえるほどで、一体になってしまってもおかしくないほどだった。

だがそれだけではない。この姿勢のまま10分が経過すると、顔馨はまた耐えられなくなってきた。

彼女の丸みを帯びた肩が震えているのに気づいた。白く美しい両手にはもう力が残っていない。

私の肩を掴む五本の指がさらに力を込めているのは、何とかこの状態を維持しようとしているようだった。

心の中で笑ってしまう。せいぜいあと5分もすれば、この小娘はもう持たないだろう...