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203話

「わあ」小枝は興奮した様子で頷き、真っ白な歯で私の体を軽く噛んだ。

「もう、龍兄さんったら意地悪なんだから。いつも人をからかってばかりで、何も教えてくれないから、人家ったらドキドキしちゃって怖かったんだよ」

「大丈夫だよ、龍兄さん心配しないで。私、前に彼氏二人いたけど、もうとっくに別れちゃったの。この一年以上はずっと一人だし、男の人に触れられたこともないわ。そうじゃなかったら、龍兄さんのアレに引き寄せられたりしないもの」

「龍兄さんは知らないだろうけど、さっきはほんとに焦っちゃった。これからは人家の秘密の場所は龍兄さんのミルクだけを受け入れて、龍兄さんの才能だけに弄ばれるの。他の男の人なん...