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1111話

私はただイライラしながら自分の寝室に戻って待つしかなかった。妻とポンポンの会話だって、さすがに一生続くわけがないだろう。

いつもの就寝時間になっても妻が戻ってこないので、私はもう座っていられなくなった。

寝室を出て、ポンポンの部屋のドアの隙間を見ると、中はもう明かりがなく、照明はとっくに消されていた。

胸が痛んだ。今回の誤解と騒動で、妻は完全に私に失望してしまったのだろう。

少なくとも今日の怒りはまだ収まっていないはずだ。

急いで部屋に向かったが、ドアは内側から鍵がかけられていた。少し躊躇った後、軽くノックしてみた。

私のノックに対して部屋からは何の反応もなかったが、ポンポンと妻の会話の...