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44話

「次男の嫁、お前を受け入れられないってわけじゃないんだよ。あんたたちが以前やったことが、あまりにも情けなかったんだ。他のことは言わんが、実の五男の娘に手を出すなんて、どんな心持ちでやったんだい」

二叔母は最初から許してもらえるとは思っていなかったが、お婆さんの震える手が触れた瞬間、涙が込み上げてきた。

彼女は無理に笑顔を作り、声も少し震えていた。

「お母さん、分かってますよ。前のことは私と家の次男が欲に目がくらんで、お母さんが五男ばかり贔屓してると思い込んで、あんな馬鹿なことをしました。華強の家族に許してもらおうなんて思ってません。でも、このお金は、心安らかに受け取れないんです。あんなひ...