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221話

翌日、学校は活気に満ちていた。大学院生だけでなく、学部生までもが首を長くして待ち望んでいたのだ。

今回来校するのは海外の著名な教授で、大学と専門の研究プロジェクトを持っていた。そのプロジェクトが始動すれば、参加できた学生はアイビーリーグの大学で博士課程に進学できる可能性が八割もあるという。

これは、その場にいる誰もが想像すらできないようなチャンスだった。

「その教授は凄いだけじゃなくて、助手も連れてくるんだって。その助手は教授の大学院生で、若くして特許を取得して、今じゃ国内外に自分の研究室まで持ってるらしいよ。正真正銘のイケメン金持ちエリートだって」

「すごすぎない?ぜひ会ってみたいわ...