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107話

【VIP巻 第百八章 干し果物を売り込む、期待し過ぎた！】

この通りの両側に建つ家々はどれも比較的新しく、一目で裕福な家庭が住んでいるとわかった。

李勋と崔小雨の二人の子供が近づいてくるのを見て、親切なおばあさんが崔小雨の持っている籠に目をやった。「お嬢ちゃん、その籠の中は何かね？」

「おばあさん、これは私たちの家で作ったサジー（沙棘）の干し果物です！体を丈夫にして、長寿にも良いんですよ！体にとっても効くんです！」崔小雨は目を輝かせ、すでに暗記していた宣伝文句を流暢に言い放った。

そして籠に掛けていた赤い布をめくり、中身を見せた。

「これはとても珍しいものなんですよ。京都のお金持ちの...