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48話

目的が果たされ、テレンスは何も言わずに新たな征伐を始めた。彼はベッドの上では寡黙で、黙々と励むタイプだ。エイデンのような口が軽いタイプに出会うと、しばしば挑発されて堪らなくなる。エイデンは知らないかもしれないが、テレンスが「今日はエイデンを許してやろう」と思うたびに、エイデンの挑発的な言葉が彼の火に油を注ぐのだ。テレンスとしても、エイデンを労わってやりたいのだが、エイデンが自分を労わろうとしないなら、彼に何ができるというのか?続けるしかないのだ。

エイデンはベッドに四つん這いになり、片手でバランスを取りながら、もう片方の手で首元のサファイアを何度も撫でていた。

素材が本当に良く、まるで人の体...