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80話

崇昭帝はその護符をじっと見つめ、長い沈黙の後にようやく口を開いた。「わかった。下がってよい」

裴長淮は立ち上がらなかった。「陛下は北羌に出兵なさるおつもりですか?」

崇昭皇帝は答えた。「朕は慎重に検討する」

「検討、ですか?」裴長淮の声は淡々としていた。「陛下、時々臣は陛下が冷静なのか、それとも冷血なのか、見分けがつかないことがあります……」

この言葉は大それた不敬であった。鄭観はそれを聞いて心中驚き、急いで彼を庇った。「小侯爺は言葉を誤りました。まだ酒が醒めていないのではありませんか?早く陛下に罪をお詫びなさい……」

裴長淮は崇昭皇帝を見つめた。「陛下、臣は至って正気です」

鄭観...