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118話
「ああ、いいよ」趙昀はとても気軽に応じた。
彼は張宗林に続いて驛館の中に足を踏み入れると、ここは灯火こそ明るいものの、周囲は非常に静かだった。
中庭を通り過ぎる際、趙昀は足を止め、張宗林に言った。「張大人、少々お待ちを」
趙昀は振り返り、随行してきた衛風臨に手振りで合図を送った。「明日は都に入るからな、お前は彼らが馬の世話をするのを見ておけ、行程に遅れが出ないようにな」
衛風臨は目を沈ませ、拳を合わせて答えた。「かしこまりました」
趙昀は再び張宗林を見て、わずかに微笑み、手を上げた。「張大人、どうぞ」
張宗林と趙昀は共に驛館の大広間に入り、役夫が良い酒と料理を用意した。
席の間、張宗林はもっぱ...