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81話
第三日、南蘭と鐘毓琰は再び宮中へ召されることとなった。御書房に立っていたのは、以前と同じ面々だったが、今回は沈晚吟も加わっていた。
その時、沈雲謙はまだ到着しておらず、御書房には彼ら六人だけがいた。
鐘毓琰は沈晚念の後ろに立ち、無表情で自分の靴の先を見つめていた。
南蘭は最も後ろに追いやられ、少し落ち着かない様子で爪先立ちになり、必死に鐘毓琰の方を見ようとしたが、どうしても彼の整った髪の結い上げしか見えなかった。
「ちっ」
南蘭は小さく舌打ちし、不注意で前にいる江玄にぶつかってしまった。
江玄は眉を少しひそめて振り返り、南蘭を見た。その眼差しは「どうしたのか」と問うているようだった...