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81話

中年男が立ち去るのを見送った後、私は張小山と共にその場を離れた。二体の死んだ嬰児については、もはや私たちが関わる必要はないと判断した。張小山曰く、あの中年男は魔道に堕ちたとはいえ、その心は邪悪ではないだろうから、二体の嬰児が彼の手にある限り、悪さをする機会はないはずだという。

その後、私と張小山はそれぞれの用事のため別れた。張小山は引き続き自分の仕事へと向かい、私は廃病院の入り口に戻り、睚眦の石像がまだ救えるかどうか確かめようと思った。

正直なところ、もはや期待はしていなかった。結局のところ、この睚眦の石像は霊気がほとんど散ってしまい、わずかな残魂しか残っていないのだから。

それでも私は...