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79話

宿へ入った後、私と張小山の表情はますます暗くなっていった。この宿を見渡しても、特別なところは何も見当たらなかったからだ。あの死んだ赤子たちは、なぜわざわざここに集まっているのだろうか?

私と張小山は警戒の色を浮かべながら、あの陰気を放つ部屋の前まで歩いていった。そのとき、ふと躊躇いが生まれた。

「状況がおかしいな。用心したほうがよさそうだ。ノックはお前がしてくれ」張小山がそう言いながら、すでに何枚かのお札を取り出し、法を使う準備をしていた。私はその意図を理解し、うなずいてからすぐにドアをノックした。

しかし、ノックの後は何の反応もなかった。

私と張小山は顔を見合わせ、表情はさらに険しく...