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64話

しかし、歩いているうちに、私と李大少は村にたどり着いた。ちょうどこの時、私たちは気づかないうちに一晩中動き回っていて、空の端に夜明けの光が差し始め、うっすらと明るくなっていた。夜が明けると、魔化した残魂たちは跡形もなく消え去り、もはや彼らを見つけることは不可能だった。

この状況を見て、私と李大少の表情は非常に険しくなった。

しかし私たちはほっとした部分もあった。この村は死の村ではなかったからだ。空が徐々に明るくなるにつれ、羊角山の邪気が少し後退したように感じ、村の中からようやく動きが見え始めた。

猫や犬、鶏などが次第に騒がしくなり、鳴き声が響き始めた。

しばらくすると、村人たちも起き出...