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388話

私たちが仏徒大会の開催地に到着した頃には、空も少しずつ明るくなり始め、会場には僧侶たちの姿が見え始めていた。

多くを語るまでもなく、大会はすぐに始まった。私と李雯雯は三大仏宗の人々を見つけ、そのまま猫背の老人を審査員席へと案内した。

予想通り、三大仏宗の人々は猫背の老人に対して疑問を抱いていた。私が自分の師匠について通魂境を超えた存在だと大げさに吹聴していたのだから当然だ。

猫背の老人が姿を現すと、三大仏宗の人々はすぐさま試すように近づいてきた。私と李雯雯は傍らに座り、豆粒ほどの汗をだらだらと流していた。

しかし、予想外のことが起きた。猫背の老人に接触した人々が、なぜか一様に恐...