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77話

しかし今、食卓に残っていたのは何雨晴だけで、譚維は二階へ上がって父親の譚建林を見に行っていた。

譚建林は今日家に帰ってきた途端、突然倒れてしまったのだ。

本来なら病院へ行くつもりだったが、譚建林は目を覚ました後、どうしても行こうとしなかった。

今は譚維と金おばさんが彼を寝室まで介抱したところだった。

「お父さん、やっぱり病院に行こうよ。このまま我慢してたら、体の調子がどんどん悪くなるよ」譚維は心配そうに言った。

譚維も思ってもみなかった。今日何雨晴を連れて帰ってきたら、こんなことになるなんて。

しかも譚維は先ほど父が咳をした時、血痰まで吐いているのを見てしまった。

譚建林は譚維の...