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756話

傍らで見ていた唐龍は輪廻眼でその子母掌を観察した。彼の目に映る子母掌は霍大哥が見ているものとはまったく異なっていた。この子母掌は一見二つの霊力が互いに押し合っているように見えるが、実際は一つの霊力であり、ただ放たれるタイミングに差があるだけだ。しかも二つの霊力が互いに連携しているようだった。これはおそらく谷万久が修得した特殊な能力なのだろう。

霍大哥はこれを避けられないと悟り、両手を地面に叩きつけて大声で叫んだ。「地盾！」

目の前の広場の石ブロックがまるで霍大哥の号令を聞いたかのように次々と浮かび上がり、盾のように彼の前に立ちはだかった。

「取るに足らぬ小技だ」子母掌の二道の霊力がその地...