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754話

「唐虎、お前なかなかやるな。こういう意識を持てる奴は、俺の知り合いの中でも十人もいないぞ」

「それは光栄ですね」唐龍は笑いながら答えた。

「次の俺の最強の一撃を受け止められたら、お前の勝ちだ」

「李家拳だ」李万軍が言い終わると、周囲の空気から次々と爆音が響き渡った。そして李万軍はまるでロケットのように突進してきた。その速さを見て、唐龍も驚いた。彼は術法を使わない状態でも、自分の体をここまでの速度に達することができるとは思わなかった。

速さがどれほどとは言わないが、空気を切り裂くこと自体が小さな天に逆らう行為だ。速ければ速いほど、受ける抵抗も大きくなる。この李万軍は一体どんな修行をしてき...