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702話

小玉は陶然としてかれを見つめた。「デブちゃん、あなたすごく肉付きがいいね。抱きついてるとすごく気持ちいい!」

胖子は幽霊でも見たかのように驚き、大声で叫びながら急いで手を離した。しかし小玉は彼をしっかりと抱きしめて離さなかった。「デブちゃん、もう少し抱かせてよ。このお肉の感触が好きなの」

「不埒だぞ、不埒だ!」胖子は大声で叫び出した。

「叫んでもいいよ、喉が張り裂けるほど叫んでも誰も聞こえないんだから、ふふふ」小玉は得意げにくすくす笑い始めた。

やっとのことで胖子は小玉の抱擁から逃れ、憮然として叫んだ。「お、お前、なんで突然俺を抱きしめるんだよ」

小玉は少しも恥じる様子もなく、笑いな...