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636話

馬頭が一蹴りで蹴飛ばされた。これはすべて唐龍の操作によるもので、蹴りを入れた陰陽顔は彼の操る傀儡に過ぎなかった。

陰陽顔はそのまま身を翻し、鶏公の胸に内側から蹴りを入れた。彼も遠くへ吹っ飛ばされ、同じように血を数口吐き出した。

唐龍はそういう男だった。恩義と怨みをはっきり区別し、恩には必ず報い、恨みもまた必ず晴らす。

鶏公と馬頭は彼を裏切った。それは必ず罰せられるべきことだった！

二人が地面に倒れ、大きく息を切らしている様子を見て、唐龍は非常に気分が良くなり、心が晴れ晴れとした。思わず酒を取り出し、大きく一口飲んだ。

この人里離れた深山の奥では、酒は貴重品だった。栓を開けるだけで、そ...