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512話

「天下熙熙、皆利の為に来たり、天下攘攘、皆利の為に往く」

この古い言葉は一般の凡人だけでなく、修行者にも当てはまる。修行者は凡人より高位にあり、中には人間世界の煙火を絶つ者もいるが、彼らの修行に有益なものがあり、それが彼らにとっての「利」となるからだ。

実際、これらは多言を要さない。修行者が霊気豊かな修真の宝地や、莫大な機縁、あるいは世に比類なき修練の法訣のために、血を流して争うことは数え切れないほどあり、それは凡人以上とも言える。

唐龍は心を落ち着かせ、さらに尋ねた。「お前たちが行った後、大量の霊石を見つけたのか？」

小太りは奇妙な表情を浮かべ、答えた。「いいえ」

唐龍はそれを聞い...