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507話

「小胖と黒子は唐龍が老皮と小高と対立するのを見て、表情はそれぞれ違えど、気分は間違いなく以前よりずっと良くなっていた。

小高もためらうことなく、身を翻して唐龍に向かって飛んでいった。

その時、老皮が突然身を躍らせ、小高の前に立ち塞がり、低い声で言った。「暴走するな！」

「皮おじさん、あいつ、あいつを行かせちゃダメですよ！」

老皮はうんと一声うなずき、唐龍に向き直って言った。「約束しよう。老方を連れていく」

唐龍は氷のような表情で、まったく取り合わず、大股で前に進み続けた。

老皮は追いかけず、声高らかに言った。「唐龍、今の状況は君も分かっているだろう。私たちがこうするのも、事件の真相を徹底的に解...