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459話

唐龙が老人との電話を終えると、気分は上々だった。残りの二日間に加えて十数日の猶予ができ、合わせて二十日近くになる。大きな事件を解決するには決して長くはないが、二日間と比べれば、唐龙はすでに十分満足していた。

彼はシャワーを浴びた後、もう一本電話をかけた。谭健林への電話だ。林海で谭维が見つかったかどうか確認したかった。

諺にもあるように、良いことは重なるもの。その言葉は間違いなく、谭维は確かに林海にいた。

谭健林は前回の件で唐龙に対して少々思うところがあったが、ここ数年、唐龙が谭家のために多くの貢献をしてきたことも事実だった。彼自身も何度か唐龙に命を救われたこともあり、総じて言えば、彼は唐...