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434話

朱兄が三枚の葉を連続で受け、手首は血まみれになっていた。実に幸運の持ち主と言えるだろう。もはや彼は機関銃をまともに持つことができず、腕に銃を固定するしかない。その姿はあまりにも惨めだったが、これらすべては単なる木の葉の仕業だったのだ。

しかし朱兄も並の人物ではない。彼の修為は実は唐龍と同じ境地にあり、二人ともCランクの戦力だ。ただ彼は念力の使い方を知らなかったために大きく不利になっていた。もし二人が真っ向から対峙していたなら、彼がここまで惨めに負けることはなかっただろう。

そのとき、空から突然また一群の葉が舞い落ちてきて、朱兄は泣きたくなるほどの思いだった。

小虫の銃が火を噴いた。

一...