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403話

一般的に言えば、前線で戦うのは下っ端であり、本当に強い者は中軍か後衛に控えているものだ。三哥の失踪事件で、あの妖婦がまず姿を現したということは、彼女は前線で戦う立場の者なのだろう。ならば、彼女の背後にいる者はさらに恐るべき存在ではないか？

そう考えると、唐龍は思わず不安に襲われた。三哥は一体何に遭遇したのだろうか？

罪域？！

今、唐龍は疑問を抱き始めていた。三哥が出会ったのは本当にこの組織なのだろうか。

罪域は今まで唐龍が遭遇した中で最も手強い犯罪組織であり、その構成員の修為の高さは想像を絶するものだった。しかし彼は何となく感じていた。三哥が遭遇したのは別の組織かもしれないと。そしてそ...